FXの通貨ペアを知る
FXは空いた時間で行えるため、サラリーマンや子育て世代の副業としても注目されています。しかし、半丁博打のようにFXをしているという人も少なくありません。そのようなやり方では勝率が安定しないため、きちんとした知識を身につけることが重要だと言われています。特にFXは通貨ペアについて知らなければいけません。では、その通貨ペアとはどのようなものなのでしょうか。
まず、通貨ペアですが、こちらはその通貨が別の通貨に換算するとどのくらいの価値を持っているものなのかを記しているものです。「米ドル/円」と表記されており、左側の通貨を1単位として、右側の通貨どのくらいで取引されるのかを表します。流通量が多い通貨はメジャーカレンシー、流通量が少ない通貨はマイナーカレンシーと言われており、流通量が多ければ多いほど価値が安定しているという特徴があります。流通量が少ない通貨は価値の上下が激しく、金利も高くなっている傾向があるのが特徴です。各国それぞれに通貨別の特徴を持っているため、その特徴を踏まえて取引をするのがFXで勝つための近道です。
資産運用は日本社会においてあまり日の目を浴びてこなかった業界です。しかし、終身雇用制度が終わった今こそ、自分の資産は自分で守らなければいけません。FXの通貨ペアについて知り、資産運用をしたいという人のためにこの記事を執筆しました。是非最後までお読みください。よろしくお願いします。
基本的な知識について
通貨ペアとは、一般的に「通貨A/通貨B」と表現され、通貨Aの1単価を取引するためには通貨Bがどのくらい必要になるのかを表しています。そのため、「米ドル/円」というときには何円で1ドルが取引できるのかということになるのです。これは日本円が関わっていないい通貨でも考え方は一緒です。世界中でこのような取引が行われているのです。世界中で最も流通している「ユーロ/ドル」の場合、1ユーロがどのくらいのドルで取引されているのが表されているのです。
では、1ユーロ/100米ドルから1ユーロ/150米ドルのときにはユーロの価値はどうなるのでしょうか。こちらは1ユーロを手に入れるために150米ドル必要になったということになるのでユーロの価値が上がったということになります。逆に1ユーロ/50米ドルになったときには1ユーロを手に入れるのに50米ドルで済むということになるので、ユーロの価値が下がったということになるのです。
このような通貨ペアはFXを行う際に極めて重要なポイントとなります。どのような取引を行うのか、その通貨ペアの特徴を見定める必要があるからです。また、FX業者によっては取引する通貨ペアを扱っていないということもあるので、業者を選ぶときには是非とも覚えておきたいポイントと言えるでしょう。
流通量別の略語
通貨ペアというのは、当たり前ですが世界中の通貨の種類ごとに存在します。世界の通貨の種類はおよそ180種類ほどあると言われているため、その組み合わせは膨大な数になるでしょう。しかし、取引ルートがなかったり、取引ニーズが無かったりする場合には、その通貨ペアが扱われないこともあります。そのため、日本の代表的なFX業者が扱っている通貨ペアは5〜20種類ほどになっています。ペア数に表すと10〜50種類です。
世界中で取引されている通貨は「メジャーカレンシー」と言われており、それ以外は「マイナーカレンシー」と呼ばれています。代表的なメジャーカレンシーは米ドル、ユーロ、オーストラリアドル、ポンド、カナダドル、フラン、円などがあります。逆にマイナーカレンシーの中にもニュージーランドドルやランド、元などと言ったように日本でもメジャーなものもあります。
では、メジャーカレンシーとマイナーカレンシーの特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。メジャーカレンシーは流通量が多いため、比較的価値が安定しているという特徴を持っています。そのため、安定した取引を望んでいる人に向いています。逆にマイナートレンシーは流通量が少ないので価値の変動が激しい傾向にあります。また、金利が高いことも多いというのも特徴的です。
各通貨の特徴
米ドルは世界通貨の基準とも言えるほど強い力を持った通貨です。そのため、安定力で言えばピカイチだと言えるでしょう。世界的な戦争やテロ、経済危機などが起こったときにも信用されがちなので「有事のドル買い」という言葉があるほどです。マーケットの信頼が厚いというだけでなく日本でも情報を得やすいため、日本人にも親しみがある通貨です。
その対抗軸となっているのがユーロです。ユーロはヨーロッパのユーロ加盟国が共通して使う通貨のため、ある国が安定していても、ある国が不安定な状況になってしまえば価格が下落するリスクがあります。もちろん、逆もまた然りであるため、扱う際にはひとつの国だけでなくヨーロッパ全体のムードを把握する必要があります。
オーストラリアは原油や金などの価格に左右される特徴を持っています。資源国であるため、その影響は避けることは出来ません。オーストラリアドルももちろん同じような特徴を持っており、原油価格、金価格の価格は無視できないでしょう。また、オーストラリアは中国と経済活動を行なっているため元との関連性も非常に強いという特徴を持っています。また、日本人が取引している量が多いというのも特徴の1つです。