デイトレードについて

日常的な単語として最早有名になったFX。中には「ギャンブルのようで怖い」という考え方を持っている人もいるかもしれませんが、投資はリスクとリターンがあって当然の世界です。むしろ、何も投資をしないで今の日本経済に寄りかかっているという人の方がリスクこそあれどリターンは期待できないような現状があります。そのため、FXの知識を身につけることが大切なのです。では、デイトレードとはどのようなものなのでしょうか。

デイトレードとは、そのポジションを1日のうちで完結させるという特徴を持っています。そのため、翌日までポジションを持ち越しません。こちらは1日しかポジションに猶予がないため、損切りに対してシビアな考え方が求められます。タラレバを持ち込まないようにしましょう。また、デイトレードは大きな利益をあげにくいという特徴を持っているため、しっかりと資金配分を考える必要があります。さらに、スタイルを安易に変更することも辞めましょう。通貨ペアにおいてもメジャーなものを選び、その中で値幅の変動が激しくスプレッドの狭いものを選ぶようにしてください。

デイトレードはFXのトレードスタイルのものでも有名であるため、人によっては「知っている」という人もいるかもしれません。しかし、あまりに有名であるために多くの人が勘違いをしていることもあります。そのため、この記事を読んで自分のトレードスタイルをより根拠のあるものにしてください。あなたの役に立てて嬉しいです。何卒よろしくお願いします。

重要な考え方

FXのトレードスタイルにも沢山ありますが、その中でもデイトレード特徴は1日の間に取引を完了させてしまうというものがあります。つまり、ポジションを日をまたいで保有しないのです。1日の取引回数も一回、多くても2回か3回程度で完了してしまうのです。保有期間が1日ということもあって、なかなか大きな利益が狙うことが出来ませんが、コツコツ稼ぎたい人に向いている手法でしょう。

デイトレードをする上で大切なのは、損切りについての考え方をシビアにするというものです。どのFXトレードにも言えることですが、損失を減らすためには損切りをしておかなければいけません。「もしかしたら上がるかもしれない」という根拠の無い憶測でポジションを保有しておくというのは、1日しかポジションを保有しないデイトレードでは致命傷になります。そのため、機械的にしっかりと損切りをする習慣を付けましょう。

デイトレードで気をつけなければいけないことは「もしかしたら」という考え方です。こちらは自分の妄想に過ぎないため、結果最適なタイミングを逃してしまうことになります。「上がるかも」「下がるかも」という考えは結果的に良いものを生み出しません。むしろ、FXにおいては損失を広げる最大の原因になるのです。

負けを少なくする方法

デイトレードは少しずつ利益を得るということが特徴として挙げられます。そのため、「一攫千金で大きな利益を狙いたい」という人は違う手法、または違う投資方法を選ぶようにしましょう。資金配分についても決して無理はしないということが挙げられます。相場において資金は「命」です。その命を安く売ってしまっては元も子もありません。

さらに気をつけたいのが、スタイルをその都度変えるということです。勉強をしてスタイルを身につけるのは非常に重要ですが、取引が完了していないのに自分のスタイルをころころと変えてしまっては、結局ギャンブルになってしまいます。それを避けるためにも自分が最初に決めたトレードスタイルは、そのポジションが完結するまでは徹底して、取引が完了してから検討に移るようにしましょう。

このような考えをするために必要なのは冷静な精神です。そして、冷静な精神を保つためには資金に余裕を持つということが大切です。そのため、損切りが続くというときには相場を一旦離れるということも一つの手段です。検討を重ねることも止めた方が良いこともあります。何故なら、自分の都合の良い妄想に駆られているときには、どうしてもポジションを取ってしまい、結果惨敗するということが多々あるからです。

通貨ペアの選び方

デイトレードを行うときに必要なのは、どのような通貨ペアを選ぶのかということです。基本的には値動きが活発かつ、スプレッドが狭いものを選ぶようにしましょう。また、メジャーな通貨を選ぶということも忘れないでください。このようなことはデイトレードの常識として語られることが多いですが、何故このような通貨ペアを選ぶのでしょうか。

まず、値動きが活発な通貨は1日の間に値幅が変動するため、その動きを狙って利益を得ることができます。さらに、それが1日に数回あるような通貨はそれを狙って大きく利益を得ることも可能になるのです。また、一回の取引でスプレッドという手数料のようなものが発生します。そのため、取引回数が多くなりがちなデイトレードにおいてはこのスプレッドが狭いような通貨ペアを選ぶことがおすすめされます。

また、毎日流通量の多い通貨ペアはそれだけ活発に値動きするうえに、情報を手に入れやすく、共有もしやすいです。メジャーな通貨ペアでそれを満たしているのがポンド・円、ユーロ・円、豪・円、ポンド・ドル、ユーロ・ドル、豪ドル・ドルなどです。この中から自分の気に入ったものを選び、慣れてきたら複数の通貨ペアで取引をしてみましょう。